
『ダイの大冒険』に登場する、魔王軍の軍団長の中でもひときわ威厳を放つ竜騎将バラン。
アニメやゲームを見ていて、「この渋くてかっこいい声、一体誰が担当しているんだろう?」と気になったことはありませんか。
実は、アニメの放送された時期によって、バランの声を担当している声優さんは違うんですね。
この記事では、旧アニメ版から最新の2020年版アニメ、そしてゲーム作品まで、バランの声をどなたが演じているのかを詳しく解説していきます。
この記事を読めば、声優さんの思いや演技のこだわりを知ることができて、きっともう一度『ダイの大冒険』を見返したくなりますよ。
バランの魅力がさらに深まる情報をお届けしますので、ぜひ最後まで一緒に見ていきましょうね。
時代によって変わる竜騎将バランの声

結論からお伝えしますと、『ダイの大冒険』に登場するバランの声優さんは、1991年版アニメと2020年版アニメで異なっています。
まず、1991年に放送された旧アニメ版でバランを担当されていたのは、石塚運昇(いしづか うんしょう)さんです。
そして、2020年から放送された完全新作アニメ版でバランを担当されているのは、速水奨(はやみ しょう)さんなんですね。
また、2023年に発売されたアクションRPGゲーム『インフィニティ ストラッシュ ドラゴンクエスト ダイの大冒険』でも、2020年アニメ版に引き続き、速水奨さんがバランの声を担当されています。
「私が子供の頃に見ていたバランはどっちの声だろう?」「最近見始めたアニメのバランは誰なんだろう?」と疑問に思っていた方も、これでスッキリしたのではないでしょうか。
なぜ放送時期によってキャストが違うの?公式発表の裏側

アニメの放送時期によって、なぜ声優さんが違うのか気になりますよね。
ここからは、それぞれの時代におけるキャスティングの背景や、公式の情報を詳しく見ていきましょう。
1991年版アニメと2020年版アニメの違い
『ダイの大冒険』は、これまでに2回アニメ化されている特別な作品なんですね。
それぞれの時代に合わせて、キャラクターにぴったりな声優さんが選ばれてきました。
懐かしの旧作版は石塚運昇さんが担当
1991年に放送された最初のアニメ版では、石塚運昇さんがバランの声を担当されていました。
当時のアニメを見ていた方にとっては、「バランの声といえば石塚さん!」という印象が強く残っているかもしれませんね。
太く渋い声で、威厳たっぷりに魔王軍の軍団長を演じられていたのがとても魅力的でした。
完全リメイクの2020年版は速水奨さんが担当
その後、約30年の時を経て、2020年に『ダイの大冒険』は完全新作アニメとして生まれ変わりました。
テレビ東京系列で放送されたこの2020年版アニメでは、キャスティングが一新され、バラン役には速水奨さんが抜擢されたんですね。
当時、魔王軍のキャスト発表があった際には、ファミ通などのメディアでも「バラン:速水奨」と大きく報じられました。
テレビ東京の公式サイトのキャスト一覧にもしっかりと明記されており、公式としても非常に重要な配役として発表されていたことがわかりますよね。
最新ゲームでも声の統一が行われている
さらに、2023年に発売されたゲーム『インフィニティ ストラッシュ ドラゴンクエスト ダイの大冒険』でも、バラン役は引き続き速水奨さんが担当されています。
これは、アニメを見た視聴者さんがゲームをプレイしたときに、違和感なく作品の世界に入り込めるようにという配慮かもしれませんね。
メディアを越えて同じ声でキャラクターが描かれるのは、ファンにとっても嬉しいポイントではないでしょうか。
声優さんたちの魅力とバランへの思いに迫る

バランの声を担当されたお二人の声優さんは、それぞれどんな魅力を持っているのでしょうか。
特に、最新の2020年版アニメでバランを演じられた速水奨さんについては、公式インタビューなどでたくさんの興味深いお話が語られているんですね。
ここからは、具体的なエピソードを交えながら詳しくご紹介していきますね。
2020年版を担当する速水奨さんはどんな声優さん?
速水奨さんは、1958年生まれ、兵庫県出身の大ベテラン声優さんです。
数々の人気作品に出演されているので、アニメが好きな方なら一度はその素敵なお声を聞いたことがあるのではないでしょうか。
代表作とキャラクターの傾向
速水奨さんの代表作としてよく知られているのは、次のようなキャラクターたちです。
- 『BLEACH』の藍染惣右介 役
- 『ヒプノシスマイク』の神宮寺寂雷 役
- 『超時空要塞マクロス』のマクシミリアン・ジーナス 役
速水さんの声の魅力は、なんといっても冷静で威圧感があり、同時に知性や気品を感じさせる低音ボイスですよね。
二枚目の美形ライバルや、静かながらも圧倒的な強さを持つキャラクターを演じられることが多いんです。
そんな速水さんの声のトーンは、強大な力を持つ「竜騎将」であり、同時にダイの「父親」でもあるバランという複雑なキャラクターに、本当にぴったりだと思いませんか?
公式インタビューで語られたバランへの熱い思い
『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』の公式サイトでは、「バラン編」が完結したタイミングで、速水奨さんの特別なインタビュー記事が公開されているんです。
この中で語られているエピソードが、とても胸を打つ内容なんですよ。
例えば、2020年版アニメでは、第1話の冒頭からバランの過去のシーンが少しだけ登場していたんですね。
速水さんは、物語が始まったばかりの時点ですでに、極限状態にあるバランの重いシーンを演じていたと振り返られています。
また、バランという役を演じるにあたって、「魔王軍の軍団長(竜騎将)」「ダイの父親」「人間の妻であるソアラの夫」という、いくつもの側面をしっかり意識して演じ分けられていたそうです。
孤独だったバランにとって、妻ソアラとの出会いがどれほど大きな救いだったのか。
そして、義父の裏切りによってそれを奪われてしまった深い悲しみや絶望感が、速水さんの丁寧な演技からひしひしと伝わってきますよね。
とくに第28話「ダイの秘密」などで描かれた過去のシーンは、ご本人も非常に印象的だったと語られていて、声優さんご自身がキャラクターに深く寄り添っていたことがわかります。
ダイ役・種﨑敦美さんとの「父子竜対談」
さらに、アニメの物語が進み、ダイとバランの「父子竜共闘」が実現したタイミングでは、雑誌『Vジャンプ』にて、ダイ役の種﨑敦美さんと速水奨さんの対談も行われたんですね。
公式サイトでは、その誌面に載りきらなかった未公開カットなども紹介されていました。
最初は敵対していた親と子が、激しい戦いを通じてお互いの思いを知り、やがて共に強大な敵に立ち向かっていく姿は、私たち視聴者にとっても胸が熱くなる展開でしたよね。
作中のダイとバランのように、収録現場でもお互いの演技を感じ取りながら、素晴らしい掛け合いをされていた様子がうかがえます。
こういった裏話を知ると、ダイとバランが並び立つシーンが、さらに感動的に見えてくるのではないでしょうか。
1991年版を担当した石塚運昇さんの渋い演技
一方で、1991年版のアニメでバランを演じられた石塚運昇さんの演技も、本当に素晴らしいものでした。
石塚運昇さんといえば、『ポケットモンスター』のオーキド博士や、『カウボーイビバップ』のジェット・ブラックなど、温かみのある声や渋い大人を演じるのが大得意な声優さんでしたよね。
石塚さん演じるバランは、太くどっしりとした声色で、誰もが恐れる「圧倒的な威厳」を前面に押し出したお芝居が特徴的だったとされています。
「敵に回したら絶対に勝てないんじゃないか…」と思わせるような底知れぬ迫力があって、当時の子供たちに強い印象を残してくれました。
アニメ版を比較して楽しむのもおすすめ
こうして比べてみると、同じバランというキャラクターでも、演じる声優さんによって少しずつ印象が違うことがわかって面白いですよね。
石塚運昇さんのバランは、渋さと強さが際立つ「絶対的な存在」。
そして速水奨さんのバランは、冷静さの奥に燃えるような激情と、不器用な父親としての優しさを秘めた「深みのある存在」。
どちらのバランにも、唯一無二の魅力が詰まっています。
もし機会があれば、新旧のアニメを見比べてみて、お二人の演技の違いやキャラクター像の描き方を感じてみるのも、とても贅沢な楽しみ方かもしれませんね。
ダイの大冒険に欠かせないバランの声優情報まとめ

ここまで、バランの声優さんについて詳しくご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
最後に、この記事でお伝えした大切なポイントを分かりやすく整理しておきますね。
- 1991年の旧アニメ版のバラン声優は石塚運昇さん
- 2020年の新作アニメ版のバラン声優は速水奨さん
- 2023年のゲーム『インフィニティ ストラッシュ』でも、アニメと同じく速水奨さんが担当
- 速水奨さんは、バランの「竜騎将」「父親」「夫」という多面性を大切に演じられた
- 公式のインタビューやダイ役・種﨑敦美さんとの対談からも、バランへの深い愛情がうかがえる
時代が変わっても、バランというキャラクターが持つ「強さ」と「悲哀」、そして「家族への愛」は、素晴らしい声優さんたちの演技によってしっかりと受け継がれているんですね。
バランの声を意識して、もう一度作品に触れてみませんか?

『ダイの大冒険』の中で、バランは主人公のダイにとって乗り越えるべき壁であり、もっとも深く愛してくれたお父さんでもあります。
今回、声優さんたちの熱い思いや、演技のこだわりを知ったことで、バランのことが今まで以上に好きになった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「もう一度、あの名シーンを見てみたいな」
「ゲームでバランを操作して、速水さんの声を聞いてみたい!」
そんな風に思っていただけたなら、ぜひこの機会に、アニメを見返してみたり、ゲームをプレイしてみたりしてくださいね。
声優さんが声に込めた細やかな感情や息遣いに意識を向けてみると、きっと以前は気づかなかった新しい感動に出会えるはずです。
ダイとバランの親子の絆の物語を、これからもずっと楽しんでいきましょうね。